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ウイニングポスト9をプレイしてみた感想・評価をレビューしていく

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競馬ゲームの金字塔とも呼べるべきウイニングポスト9を購入しました。ずっと「ウイニングポスト8 2018」やら「ウイニングポスト8 2017」を遊んできた僕としては、やっと新作が遊べるという感じです。

今作はPS4版とPC版に加えてswitch版も登場し、どのハードでプレイするかを悩んだという人も多いのではないかと思います。ちなみに僕は今作で初めてPC版を購入してみました。

一応、早送りなしで2000年まで割とじっくりプレイしてみたので、現時点での「ウイニングポスト9の感想・評価」について、僕なりの観点からレビューしていきたいと思います。

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ウイニングポスト9の感想をざっくりレビューする

まず最初は細かいことを言わずに、ざっくりと評価していきたいと思います。

シリーズを毎回プレイしている人ならもう慣れっこだと思いますが、システム面での改悪が非常に多く、最初に抱いた感想としては「あー、やっぱりな」という感じでした。

 

恐らく来年は「ウイニングポスト9 2020」、そして再来年は「ウイニングポスト9 2021」という流れでデータなどを使い回していくと予想されます。

それを踏まえて最初から懸念されていたことではありますが、正当な進化をする自信が無いのか何なのか、これまで普通に出来ていた要素を削ってくるのはいただけないなぁと思いました。

 

  • 操作性が最悪
  • ローテーションが組めない
  • 競走馬のエディットがない
  • 札が空気
  • ノミネーションセールが無く、好きに配合できない
  • クラブ設立、My牝系、プレイヤー自身の子孫繁栄などの要素がカット
  • G1に勝つと知り合いが押し寄せてきて何度も同じイベントを見なくてはならない

 

もしかすると2019年に到達すれば条件が解放されるというシステムかもしれませんが、ざっと感想を挙げるとこんな感じで、見てもらったら分かるようにほぼ不満点です。

それでも僕の場合は、今のところは新しいウイニングポストということでそこそこ楽しんでプレイできていますが、ウイニングポスト7やウイニングポスト8から見ても改悪されている点が非常に多いような気がします。

きっとウイニングポスト9 2020では「クラブが設立できるようになった!」とか、これまでは普通に出来ていたことを追加要素的なアピールで小出しにしてくるつもりでしょう。

 

ウイニングポスト9になって追加された新要素

虹のお守り

前作は金、銀、銅、赤という4種類のお守り(札)がありましたが、今作は「虹、金、銀、銅、緑」という5段階です。それぞれ10枚集めることで1ランク上のお守りに交換できますが、虹のお守りは金札5枚で交換となっています。

で、虹の対象馬がエルコンドルパサーとかテイエムオペラオーとかになるんですけど、セリでも購入できないんですよね。そして海外のスターホースだと虹2枚などの馬もいるので、完全にインフレしていて自由度が狭まったという印象です。

 

人とのつながり

騎手なんかも「知り合っていないと騎乗依頼すらできない」というシステムなので、まずは人脈を広げるところから始まります。これが結構な手間です。

公式ホームページを見たら「人脈が広がることで、できることが増える!」とアピールしていましたが、この表現は「物は言いよう」という最たる例で、言い方を変えると「人脈を広げないと、出来ることが制限されている」という風に捉えた方が正しいかと。

 

お守りを持っていて庭先取引に行っても、そこの牧場主と知り合っていなければ普通に断られてしまうので、好きな馬を手に入れるには「お守りを用意+その関係者と知り合っておかなくてはならない」という条件が追加されています。

2週目のデータ引継ぎでどうなるのかは不明ですが、もしまたイチからだとすればお守りだけ持っていても仕方ないですし、もし友好度なども引き継げるようなら「初見プレイ殺しのためだけの要素(つまり不要)」となるような気がしました。

 

ライバル対決、闘志システム

今回は同じレースで戦った相手がライバルに認定されたりすることで、その直接対決に勝つことで繁殖入りした時のボーナスが貰えます。

これまでは仔出しの悪かった繁殖牝馬なんかも、ライバルを蹴散らしまくってボーナスを得て繁殖入りすれば、それなりの結果が期待できるようになるというものです。

演出がいちいちウザいので環境設定で速攻カットしましたが、これによってヒシアマゾン産駒が走るようになったので、個人的には配合の自由度が増えたような気がするので現時点では気に入っています。

 

また、闘志という調子にも似た新要素によってレースの出来・不出来も左右されます。ちなみに闘志に関してはレース結果に与える影響が割と大きいような気がしました。

ですが、ライバル馬の闘志は高くなる傾向にあるので、ライバルを倒すために闘志を上げるというよりは「ライバル馬と同じスタートラインで勝負したいから下げるわけにいかない」という要素のような気がします。

 

絆コマンド

これまでのウイニングポストシリーズは、ゲームながらも配合などを楽しめる競馬シミュレーションという立ち位置だったと思いますが、絆コマンドの登場によって完全にゲームになりました。

若い世代のプレイヤーがどれだけいるのかは不明ですが、ウイニングポストシリーズはどちらかというと年配者向けというか「オッサンがお酒を飲みながら楽しめるifの世界」というイメージがあったので、そんなウイニングポストが好きな僕としては、この絆コマンドは好きになれそうにもありません

 

絆コマンドというのは簡単に言うと「お助けカード」みたいなもので、これを使うことで馬の調子を上げたり、成長を早めたり、新たな人物と知り合ったりすることができるというシステムです。

調子を良くするとか成長させるだけならまだしも、幼駒の時に能力をアップさせることも可能なので、たぶん絆コマンドを大量に入手した状態でショボい馬の能力を上げまくったら、血統とか関係なしに勝てちゃうんじゃないかという不安が残ります。

あと絆コマンドを使わないと知り合いが増えないというのも手間でしかなく、僕としてはこれまでのように「競馬場で知り合いに話しかけられる→レースに勝つ→誰か紹介してもらえる」という流れの方が良かったです。

 

世界適正

競馬場によって芝でも種類が違うということで、今回から登場したのが世界適正です。今のところはまだ世界適正について熱く語れるほどの実感はないんですけど、これはアリなんじゃないかと思っています。

精神力などの要素に加えて、これがあることによって「日本では無敵の馬でも、海外では思うように勝てないかもしれない」というのは、結構ワクワクしますね。

今のところ、グラスワンダーあたりだと関係なしに勝てていますが、これまでは「日本のライバルがキツい→海外に行こう!」という微妙な馬でも割と簡単に勝てていたのが、少し難しくなったような気がしています(まだよく分かってないけど)。

 

操作性、めっちゃ悪くない?

今回から僕はパソコン版でプレイすることにしたのですが、パソコン版だからなのか今作からなのかは分かりませんが、操作性がメチャクチャ悪いです。

所有馬一覧を開くにしても、番組表を見ながらレースを選ぶにしても、とにかく操作しにくい!これは何とかならないんだろうか…。

PS4ならR2とかで操作できそうな部分が、わざわざカーソルを合わせなきゃならないのが毎回のことなので、かなりのストレスに繋がってます。

 

以前にウイニングポスト8のゲーム実況を見たことがあって、その時はパソコン版が凄く操作しやすいように感じたんですけどね。トラックボールのマウスでプレイしているものの、もし普通のマウスでプレイしていたらと思うと発狂してしまうレベルです。

映像に関しても別にPS4の前作と比べて良くなっているという気はしないので、特にこだわりがないのであれば、寝そべってプレイできるswitch版でもいいんじゃないかと思います。

 

最後に

僕の場合はいくら前作が面白かったと言われても「新しいものがあるのに古いもので遊ぶのはちょっと…」という部分があるので、今作の購入に踏み切りました。

…が、そういうこだわりのない人は、今作のウイニングポスト9は買わなくてもいいんじゃないかと思います。

最近のウイニングポストなら「ウイニングポスト8 2017」がおすすめですね。2018は世界頂上決戦とか調教とか余計だったような気がするので。

まぁもし「改悪されていようが関係ねえ!」って人は、ぜひ僕と一緒に情報交換とかしてもらえると嬉しいです。

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