steamで販売されているバスケゲーム「NBA2K20」をプレイしてみました。
しかし当方、バスケに関しては超が付くほどの初心者で、NBAの選手は八村塁選手を含め数人しか知りませんし、そのほとんどは既に引退しているような…というレベルです。
しかもルールもほとんど理解しておらず、かろうじてトラベリングとダブルドリブルという名前くらいで、後は体育の授業でやった程度。「そんなバスケ初心者でもNBA2Kは楽しめるのか」というのが今回のテーマです。
一応、プレイ時間が200時間を超えて、有名選手の名前やある程度のルールが理解できたと思っているので、ここらで本作が気になっているという人に向けて「バスケ超初心者でもNBA2Kを楽しめるか」についてご紹介したいと思います。
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Contents
NBA2Kシリーズについて
バスケゲーがしたいならコレ一択か!?
僕はSteam版をセール時に2500円くらいで購入しました。
NBA2Kシリーズは2K Sportsから販売されているNBA公認のバスケットボールゲームです。現時点で最新作のNBA2K20は、任天堂switch、PS4、Xbox One、PCからそれぞれ販売されています。
ぶっちゃけサッカーなら「ウイイレかFIFAか」みたいな選択肢がありますし、野球なら「NPBのパワプロorプロスピか、メジャーのThe showか」みたいな選択肢がある中、バスケのゲームをやろうと思ったら2K一択じゃないかと思います。
なぜ超初心者なのにNBA2K20を買おうと思ったか
ちなみに僕の場合は、最近Steamゲーにハマってるんですが、スポーツゲームをやろうと思ったら選択肢が限られてしまうんですね。
サッカーとか野球は限られるし、あったとしてもアクション性の高いゲームではなく「チームマネジメントのようなシミュレーションゲー」が多く、個人的にはコレジャナイ感が半端ない…。
そこで「自分でプレイヤーを作って、それを操作して遊べるバスケットゲーム」である、NBA2Kに興味を持ったというわけです。
ちなみにバスケじゃなくてサッカー、野球があれば喜んでそっちを選んだというくらい、バスケそのものにあまり興味はなく、「スラムダンクは面白かったけど、NBAの試合はほとんど見たことがない」という程度の超初心者です。
購入者の評価・レビューは面白いほど低いが…
僕が購入したのはSteam版(PC版)ですが、レビューが賛否両論となっています。
ちなみに賛否両論と聞くと、良い意見と悪い意見が半々くらいという印象を受けますが、実際に細かく見ていくと「これ、酷評されてね?」というくらい、結構叩かれているように感じました。
全体の評価と最近の評価はこんな感じ。
例えばノーマンズスカイ等のゲームは「最初はバグが酷かったけど、度重なるアプデで評価を覆してきた(だけど最初の酷評が酷すぎて、その結果、賛否両論に甘んじてしまっている)ゲーム」と言えるのですが、本作に関しては「最初はバグに対する酷評、それが改善されても大きな不満を残しているゲーム」と言えるかもしれません。
いずれにしてもリリース当初の致命的なバグだったと思われる「マイキャリアでの自分の出番が来ていない時にスキップできない」等の問題は、僕の環境下では一切起きていないので、既にパッチで改善されていることと思います。
※2020年3月15日時点で「まだ改善されていない」というレビューを見つけましたが、僕の環境下では起きていないので、おま環の可能性あり。
あとはシリーズファンからの「目新しさがない」という意見も多いように感じました。
まぁ選手の移籍データとかさえアプデしてくれたら、特に新作にこだわる必要もないのかなぁと感じてしまうのは何も本作に限らず、ウイイレとかパワプロに関しても言える事なので、ここはノーコメントで。
でもシリーズ通して買う人はNBAを好きでしょうし、超初心者ということはないと思うので、そういう人は旧作から何がどうパワーアップしたかを調査したうえで購入を検討してもらえればと思います。
バスケ超初心者でもNBA2Kを楽しめるか
マイキャリアめっちゃ面白いよ
NBA2K20には幾つかのモードがあるのですが、その中の「マイキャリア」がメチャクチャ面白くてハマりました。いわば「自分の分身を作って、NBA選手として活躍する」というモードです。
記者会見などのイベントもあったりして、自分がまさにNBAの選手になったかのような雰囲気を味わえるのは最高でした。個人的にはこれくらいのやつをサッカーとか野球とかでも出してほしいと感じるくらい。
このモードは自分の分身を操作すること以外にも、少しは経営に口を出すこともできるので、トレード要望は当然として「アイツとプレイしたいから獲得してくれ」みたいな打診をすることも可能です。
後は記者会見での回答がチームの雰囲気に影響したり、ファンの数の増減に繋がったり…。大学時代から始まってNBA入りするという流れなのですが、NBA2年目になると急にイベントの数が減ってしまう点が残念だったものの、NBA選手の疑似体験ゲームとしては良く出来ていると思いました。
ルール分からなくても大丈夫?
僕自身、バスケのルールは本当に分からなかったので、ちょっとした不安がありました。…でも、なんとかイケます。
- 決まった秒数以内にシュートを打たなければいけない
- 攻めているチームが真ん中の線を越えた後、その線より自ゴールに近付いたらダメ
- ゴール下のエリアに何秒か居続けると反則(3秒ルール)
僕が中学~高校時代の体育の授業では、○秒ルールと言うのは全て無視されていて、それこそ「トラベリング、ダブルドリブル、プッシングなどの接触プレイ」しか反則として取られていませんでした。
でも〇秒ルールと呼ばれるものが存在するというのは、スラムダンクを読んだので幾つか知っています。
まず「24秒以内にシュートを打たなきゃいけない」というルールについては、タイマーが発動するので、なんとなくすぐに理解できると思いました。
ちょっと厄介だなと思ったのが「ゴール下に3秒いると反則」というルールです。これ、「実際にバスケの審判はコート上10人をしっかり把握してるのかな?」とか、初心者なりに思う部分はあるんですけど…。
初心者だからリバウンド取りたいじゃないですか?だからゴール下でずっと待ってると反則を取られるっていうね。これが厄介な点は「自分だけが反則の対象で、相手(CPU)がやっても反則扱いにならない」という点です。
「なんでこっちだけが反則になんの!」と思って、少し考えた所「ははーん、さては攻めてる方だけに適用されるルールなんだな」と思って、ディフェンス時にやっても反則を取られるという…。
なんとか頑張って、敵キャラを閉じ込めておいても反則扱いにならなかったので、バグなのか仕様なのか分かりませんが、あくまで自分の操作キャラだけが対象になっているということを200時間プレイしてようやく理解しました。
※まぁ自分が楽しんでいるところで、CPUの意味不明な反則で中断されたら興ざめするような気もしますからね。
あとは「シュートしようとしている相手に対して下手にちょっかいを出すと、高確率で反則になる」というのが分かっていればOK。
反則にも「良い反則/悪い反則」で採点されますが、ぶっちゃけゲームなんでそこまで気にしなくても十分に楽しいです。
※僕の記憶では5回反則したら退場みたいなルールがあったと思ったんだけど、このゲームでは確か5回反則しても退場にはならなかったような。この辺は超初心者には意味不。
選手を調べだしたらドハマリ注意報
プレイしているとチーム名も覚えますし、何より「こいつ強くね?」みたいな選手が出てきます。
そういう選手をググり始めたり、選手名鑑とか探し始めたらもう終わりです。このゲームがやめられなくなります。
僕自身、マイケルジョーダンとアイバーソン、コービー、ステフィンカリーくらいしか知らなかったけど、色んな選手の顔と名前が一致するようになりました。
特にこのゲームを始めてすぐくらいの頃に、コービー氏の訃報が飛び込んできて、コービー氏が現役の頃の動画なんかを見始めたりしたので、そこから200時間ほぼノンストップで遊び倒したような気がします(現在進行形)。
オンラインは?
僕はオンラインは未プレイです。というのも、オンラインは結構殺伐としているようで、ガチ勢による「ヘタクソはオフってろ!」的な空気があるような気がしました。
本作の動画をあげているYouTuberさんが何名かいるのですが、その中で「みんな勝ちたいから、下手な人と同じチームになると怒るプレイヤーは少なくないかなー」みたいなことを言っていたのを記憶しています。
オンラインは3vs3形式で、初心者にはハードルが高いのかなぁという印象。
5vs5ならまだ上手い人が下手な人をカバーできるかも分からないけど、もし自チームに地雷がいたら、ガチ勢はパスしないのも想像に容易いですよね。
でも僕みたいにオフのキャリアモードで満足できる人も少なくないと思います。
マイチームは課金要素が強め
ずっとキャリアモードのオフライン専門で遊んでいましたが、実績を意識するようになってマイチームに挑戦してみました。
マイチームでは選手のカードを集めることになります。「カードバトルのような感じで、こっちは指示を出したりするだけかな?」と思ったら、集めた選手のカードを自分で操作するという…。
選手は各試合の報酬でも手に入りますし、ゲーム内の通貨を使ってオークションでの購入も可能です。オークションをうまく使うことで、無課金でもそこそこ良いカードが手に入るので、最初は面白いのですが…。
各選手カードには契約という概念が存在し、契約が切れるとそのカードが使用できなくなってしまうという縛りがあるため、課金をしないとカツカツのプレイを強いられてしまうかもしれません。
契約自体はアイテムでも補填できますが、無課金では入手数に限りがあるため「チームそのものを強くしていく」というよりは、「必要最低限の戦力で勝ち続ける」というゲーム性に近いと思います。
例えば、弱いカードであれば最初から契約数が多いので、これで幾つか枠を稼いでおくということも重要です。強いカードばかりでスタメンを固めてしまうと、契約切れが多発した時に泣きを見るでしょう。
中には進化カードというものがあり、条件をクリアすることで進化するカードも存在します。
これは少しずつ強くすることが可能で、進化条件も厳しいものから緩いものまで様々で、個人的にはやりがいがあって楽しいと思いました。
あとはカードを開封する瞬間の高揚感は、何とも表現しがたい面白みがあります。
ただし、僕としては「ゲーム本体を購入するのにお金を払っているのに、継続してプレイするのにもお金を払うということに抵抗がある」という考えなので、無課金プレイを徹底してきました。
確かに無課金でもカードパックを開封するチャンスには恵まれるものの、契約書不足などの悩みが尽きないため、常にカツカツプレイになって楽しみと同じくらいストレスも多いです。
度々、オンラインなども含めたイベントが開催されていて、条件を満たすと「報酬が2倍」などの恩恵が受けられますが、オフ専プレイヤーがオンに行くのはハードルが高いですし、ちょっと厳しいですね。
あとは少しプレイすれば分かりますが、実績コンプは相当キツイ印象を受けました。
カードの弱さをプレイスキルでカバーできるほどの腕があるプレイヤーなら楽しめると思います。…が、僕みたいに「相手の総合力とせめて同じくらいの戦力じゃないと難易度オールスター以上で勝てない」というレベルなら、無課金だとキツイです。
最後に
バスケあんまり興味なかったけど、本作をプレイしてから結構YouTubeで動画も見てるし、なんなら普通に試合も見たいってくらいにハマってます。
バスケが好きなら文句ないし、バスケに興味が無くても「自分がNBA選手になったテイで、なりきりプレイが楽しめる」という部分にメリットを感じる人にはおすすめです。