ずっと前からタイトルだけは聞いたことがあって、それこそAmazonのレビューなんかでも「星の数がメチャクチャ多いゲームだなー」とは思っていたんですが、遊んだのはこの『ニューダンガンロンパV3』の体験版が初めてです。
個人的にはスパイクが開発する一風変わったゲームが好きなので、本当に気になっているタイトルでした。
今回、体験版を遊んでみた率直な感想としては「流行るのがわかるゲーム」だという一言に尽きます。わかりませんけど「ダンガンロンパ=弾丸論破」って意味なのかな?
王道のアドベンチャーゲームというか、DSで流行った(もしくは今も流行っている)逆転裁判みたいなイメージですかね。それでいて人狼の要素も兼ねているというか、今流行りのデスゲーム的な要素もありつつ、若い人には非常に高い人気がありそうだなぁという印象を受けました。
2017年1月に発売予定の本作は、PS4とPS Vitaの同時発売になっていますが、これは携帯機との相性が抜群に良さそうですよ。
チマチマやるということは難しそうですが、寝転がってプレイできるという部分に非常に大きな利点を感じます。これは据置機が大好きな私もVita版を購入してしまいそうです。
というわけで今回は、初めてダンガンロンパシリーズをプレイする初心者の私が『ニューダンガンロンパV3』の体験版で遊んでみた感想・レビューを書いていきたいと思います。
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基本的なゲーム性
かなり端的に言うと「推理ゲーム」みたいな感じと言うんでしょうか。殺人事件が起きて、犯人が誰かについて議論するというのが本作の醍醐味になっています。議論の材料については自分の足でしっかり稼ぎ、議論の場ではそれを武器に戦うといった内容です。
殺人事件が起きるのにも理由があって、異世界に紛れ込んでしまった登場人物たちの中で「誰かを殺してそれがバレなければ元の世界に戻れる」みたいな話だったような気がしました。
で、その犯人を見つけるために全員で議論して犯人をあぶり出すんですけど、犯人を当てれなければ当てれなかった全員にオシオキ(オシオキというか死亡するみたいなニュアンス)だそうです。・・・人狼ゲームじゃないですか。
アドベンチャー
こちらが材料集めというかアドベンチャーパートというか、様々な場所にカーソルを合わせて色々な情報を仕入れるパートになってます。
キャラクターは平面なんですけど、カメラ(主人公の視点)を動かすとしっかりついてくるんですよね。常にこっちを見てるもんだから、キャラの裏側(背中)が見れないんですよ。このあたりも丁寧に作り込まれてて地味に面白いです。
このアドベンチャーパートでの操作感ですが、こればかりは「何とも言えない感覚」ですね。3Dの極地というか、本当に不思議な感覚に陥ります。
細かく見ていくと、それなりにPS4ならではの綺麗さみたいなものも感じますけど、個人的には「(いい意味で)携帯機で十分」だと思いました。たぶんVitaならかなりのクオリティで再現できると思いますし・・・。
余談ですが、こちらは廊下の掲示物です。案外このあたりは手抜きなんですね。
個人的なことを言わせてもらうと、ここで前作のCMなんかが入ってたりしてたら「流石だなぁ」って思ってたかもしれません。こういう部分を踏まえても携帯機に軍配が上がりそうです。
議論
ここメチャクチャ面白いです。自分の足で稼いだ情報をもとに、誰かが議論の場で間違ったことを言おうもんなら即座に「異議ありっ!!!!!!!!」と(←別のゲーム)。
ここに関しては、しっかりと「自分の目で何を見てきたか」について整理できていないと、進行スピードの兼ね合いもあって難易度が高いように思えました。
ゲームの性質上、繰り返し遊ぶということが難しい部類のジャンルなので、集中してゲームすることが重要そうです。
ハッキリ言って「キリのいいところで止めないと、ゲームの醍醐味が失われてしまう」ように感じましたし、かと言って「キリのいいところでスッパリ止められるのか?」という疑問が出てくるくらい夢中になって遊んでしまいそうな気も。
あと普通に面白そうだと思ったのが、議論の場において「嘘をつく」んです。自分のために嘘をつくならわかるんですよ。
自分の無実を証明する為に、ちょっと不利になってしまいそうなことは黙っておいて嘘をつくというならわかるんですけど、他の誰かの無実を証明する為に嘘をつくってパターンは斬新すぎるような気がしました。
議論には「相手の間違いを指摘する」という従来の推理ゲームにもあったような内容の他に、多数のミニゲーム的な要素も取り入れられてました。
上記の画像は「2個以上が繋がっているブロックをタッチすることで消すことができ、消えたブロックに隣接しているブロックの絵が変わる」というものなのですが、意外と頭を使うんですよ。こういうスマホアプリがあったら絶対に流行ると思います。
ここでは「犯行に使われた凶器はどれか?」みたいな感じで、ブロックを消していくと複数の道具が出てくるんですよね。それで正しい凶器を綺麗に表示させることが出来ればOKというような感じです。
一方コチラは車を運転して正しい方向に進むミニゲームで、よくクイズ番組でやるような〇✖クイズみたいなやつです。正解じゃないところに突っ込めば泥だらけになってしまう的な。
個人的には、これが面白いとは全く思いませんけど、開発する側が「なんとかしてユーザーにマンネリ化しないように工夫している姿勢」みたいなものを感じました。
フルボイス
厳密に言えば一部フルボイスではないんですけど、かなり多くの場面で声優さんたちの音声が楽しめるんです。
コチラの『アカマツカエデ』が今作の主人公で、確か声を担当してるのが神田沙也加さんだったような気がします。最近、色んなところで活躍してるみたいですね。
そして何よりインパクトが強烈なのがコチラのキャラクター。ゲーセンなんかでも見たことあるんですけど、声がちびまる子ちゃんなんです!これ、衝撃的すぎましたね。
前作とかプレイしてる人にとっては当たり前すぎて、もはや自然になってるんでしょうか。初めて知った私にとっては違和感と強烈なインパクト以外の何物でもなかったです。物語とかちょこちょこ頭に入ってこなかったです。
最後に
少し体験してみた感じでは「すごく面白そう」という印象を受けました。ですが、体験版だからなのか前作の主人公みたいな人が出てきたりもして、本作が初プレイだという私のような人にとっては少しだけ楽しみが半減してしまう部分があるかもしれません。
ただ、今作からでも十分に楽しめるとは思いますが、前作と前々作を遊んでからプレイすればより楽しめそうな気もしますよ。
発売日は2017/1/12ですが、この前後で他にも面白そうなタイトルが相次いで発売されるので、私はとりあえず候補に入れておこうと思います。
購入するとしたらPS Vita版ですかね。もし購入を悩んでいるという人がいたら、体験版をプレイしてみてはいかがでしょうか。私は過去作を遊ぶことについても検討予定です。